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学会におけるセッションとは?

学会におけるセッション(せっしょん、Session、Session)とは、特定のテーマやトピックに焦点を当てて行われる個別の会議や講演の単位です。セッションは複数の発表やディスカッションから構成され、学会全体のプログラムの一部を形成します。

学会におけるセッションとは?

セッションとは、学会や会議において、特定のテーマに基づいて行われる時間区分のことを指します。英語の「Session」はラテン語の「sessio」(座ること)に由来し、フランス語でも同じ「Session」と表記されます。セッションは、関連する発表やディスカッションを集中的に行う場として設けられます。

セッションの歴史と由来

セッションという言葉は、ラテン語の「sessio」に由来し、もともとは「座ること」を意味していました。古代ローマでは、議会や法廷において、議論や審議のために集まることを「セッション」と呼びました。この概念が時を経て学術会議に取り入れられ、特定のテーマについて集中して議論するための時間区分として使用されるようになりました。

現在の学会におけるセッションの役割

現代の学会では、セッションは以下のような形で運営されています:

1. 開会と導入

セッションの開始時には、セッションチェア(進行役)による開会の挨拶とセッションの目的やテーマの紹介が行われます。これにより、参加者はセッションの方向性を理解することができます。

2. 発表と質疑応答

各セッションには複数の発表者が参加し、各自の研究成果や調査結果を発表します。発表後には質疑応答の時間が設けられ、参加者は発表内容について質問や意見交換を行います。

3. ディスカッション

セッションによっては、特定のテーマについてパネルディスカッションが行われることもあります。複数の専門家が意見を述べ、参加者全体で議論を深めます。

4. まとめと閉会

セッションの最後には、セッションチェアが議論のまとめを行い、今後の展望や次回のセッションの案内が行われます。これにより、参加者はセッションの成果を再確認することができます。

セッションの種類

学会におけるセッションには、以下のような種類があります:

1. 基調セッション(Keynote Session)

学会の中心的なテーマについて、著名な専門家が講演を行うセッションです。学会の方向性や主要な議題を示す重要な場となります。

2. 口頭発表セッション(Oral Presentation Session)

研究者や専門家が自分の研究成果を口頭で発表するセッションです。発表後の質疑応答を通じて、参加者同士の知識交換が行われます。

3. ポスターセッション(Poster Session)

ポスター形式で研究成果を展示するセッションです。参加者は自由にポスターを閲覧し、発表者と直接対話することができます。

4. ワークショップセッション(Workshop Session)

特定のテーマについて実践的な活動やディスカッションを行うセッションです。参加者は実際に手を動かしながら学ぶことができます。

まとめ

学会におけるセッションは、特定のテーマについて集中して議論や発表を行う場です。その歴史は古く、ラテン語の「sessio」に由来します。現代の学会では、セッションが効果的に活用されることで、参加者同士の知識交換や研究の進展が促進されます。セッションの種類や形式は多様であり、学会の目的や参加者のニーズに応じて様々な形態が取られます。



 


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